フライバック:エネルギー蓄積トランス
Flyback converter — energy-storage transformer
トランスが同時に蓄積インダクタでもある:オン時に蓄積し、オフ時に二次側から放出する;設計の要は蓄積エネルギー量とギャップ。
- Np/Nsフライバックトランス(ギャップ付き)≦150 W はエネルギー蓄積が主体で IDC 重視(インダクタと同じ);>150 W は損失重視
周波数帯 → 材料
| 周波数帯 | 第一推奨 | 代替 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ≦150 W ≦0.1 MHz | TM82 | — | Bs 600 mT、ギャップを設けて直流重畳に対応 |
| ≦150 W 0.1–0.5 MHz | TM71 | — | IDC 重視:μi 3800+高 Bs |
| ≦150 W 0.5–0.8 MHz | TM59★ | — | |
| ≦150 W 0.8–3 MHz | TM65★ | — | |
| ≦150 W ≦0.3 MHz | — | TM80TM83★ | 損失を重視する場合;高温(コア 140 ℃ まで) |
| >150 W ≦0.3 MHz | TM80TM81TM83★ | TP44TP45TP40 | |
| >150 W 0.3–1 MHz | TM59★ | TM50ATM65★ | 0.3 MHz 超は TM5x を優先 |
| >150 W 1–3 MHz | — | TM61 | |
| NiZn | — | — | 本ページの部品は MnZn が主体で、該当する TAK NiZn 材は記載なし |
トランスは ≦0.3 MHz で TM8x が第一候補、最適動作温度範囲で選定(TP は代替);>0.3 MHz は TM5x を優先。
最適動作温度(℃):フライバック >150 W:TM80 25–100、TM81 25–120、TM83★ 25–140、TM59★ 25–100。
推奨形状
3D · イメージEE/EFDシリーズを選択 ▾
長所
- ボビン巻線と組立が最も簡単
- 放熱性が最も良い
- コアのコストが低い
短所
- 自己シールド性が弱く、漏れ磁束がやや大きい
- ボビンが必要。低背が必要な場合は EFD を使用
3D · イメージRMシリーズを選択 ▾
長所
- 基板面積を節約でき、低背化も可能
- 巻線を覆い、シールド性・放熱性ともに良好
- 中脚のギャップ研磨で AL を調整可能
短所
- コアのコストがやや高い
- 太線の引き出しに制約がある
3D · イメージPQシリーズを選択 ▾
長所
- スイッチング電源向けに最適化:体積・巻線窓・磁路断面積のバランスが良い
- 中脚のギャップ研磨で AL を調整可能
- 巻線・組立が簡単で、放熱性が良い
短所
- コアとボビンのコストがやや高い
- シールド性は中程度、基板実装がやや不便
3D · イメージERシリーズを選択 ▾
長所
- 丸形中脚で太線に有利、巻線損失が小さい
- 放熱性が良く、巻線が容易
短所
- 自己シールド性が弱い
- ボビンのコストは中程度、基板実装がやや不便
使われる場所
電源の待機/補助電源
BMS および車載補助電源
スマートフォン/ノート PC 充電器、アダプタ
鉄研科技(TAK)

